画像:John Everett Millais (WikiArt)
「我、選ばれし者」
生涯彼女を突き動かした原動力は、この信念だった
16歳で王都へ向かい
王に直談判した
フランスを勝利に導けるのは私しかいないと
「恐れるものなどない。これは私の使命」
数々の戦いで彼女を導いたのは、この信念だった
生きるか死ぬかを争う裁判では
逆境のなか、自分の犯した過ちを認めろと
周りの権力者から責め立てられた
彼女の頑なな信念も、もう少しで挫けるところだった
真の自分を偽ってでも、ただ死なないように
ただ息をし続けるためにと
そんな時、あの声が戻ってきた
いつも彼女を正しい方へと導いてくれる声
「あるがままに。神に身を任せよと」
ジャンヌは、己の「宿命」を、心静かに受け入れた
彼女の遺灰に残ったものは何か
時代も国も越えて、数えきれないほどの魂に共鳴する
純粋で、ダイヤモンドのような、不屈の精神
ジャンヌはたった19歳でこの世を去ってしまった
けれど600年経った今もなお、彼女の生き様は
私たちを奮い立たせ、勇気づけてくれる
彼女は聖人として生まれてきた訳でも
英雄として生まれてきた訳でもない
他の誰もと同じように、前世からのカルマを抱えた一人間として生まれてきた
ではジャンヌ・ダルクという伝説が生まれた理由は?
誰も想像だにしない、自分の心の声に対する、無情なまでの素直さ
あるがままに
“One life is all we have and we live it as we believe in living it. But to sacrifice what you are and to live without belief, that is a fate more terrible than dying.“
「一度きりの人生、皆それぞれ自分が正しいと思う道を生きている。その信条を捨て、真の自分を偽って生きることは、死んでいるも同然だ」
Jeanne d’Arc, a heroine of France, a saint in the Roman Catholic Church
ジャンヌ・ダルク(フランスの国民的ヒロイン、カトリック教会における聖人)
To breathe as a person in disguise.
How simply accurate you state the alternative we all face, when faced with pain.
Yes, everyone knows that deep inside. That’s why she is an eternal hero to any human being.