シカゴの春 (ポエム)

写真提供: Eric Petersen


悲しみに打ちひしがれた君を
どうすれば元気づけてあげられるだろう
特効薬があればいいけど
答えが見つかるまでじっと待つしかない

風の強い寒い日、街を一緒に歩いていたら
雨が降ってきた
ただ無言で、歩き続けた
目的地まで、黙々と

やがて雨が雪に変わった
風が容赦なく吹き付ける度に、みんなますます濡れていく
それでも黙って歩き続けた
まるで、空から降ってくる君の涙に、濡れていくかのように

目的地に着いた頃には
みんな、びしょ濡れで、くたくた
君の悲しみを、ほんの一切れ、一緒に消費した気分
君に暖かく晴れた日が、少しでも早く、訪れるように



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